今年の正月は、コードギアス小説版に手を出そうかと思っています(笑)
とりあえず、0巻を読んでみようと思います。
子供時代の話だそうなので(ちび時代は可愛くて好きだ)、楽しみです。
タイトル書きましたけど、コードギアスはよくルルーシュ生存説というのを見かけます。
以前はあまり知らなかったんですが、生存説が色々とあるんですよね。
死亡説を取る方と生存説を取る方がいらっしゃるようですが、私はルルーシュ生存説も、ルルーシュ死亡説
もどっちも有りなんだろうと思います(笑)
普通にアニメを見ているだけだったら、これはラストでルルーシュ死亡なのだと思います。
そこで終わった方が作品として綺麗に終わるのでしょうし。
(私が死亡エンディングが嫌いという個人的な事情と、作品評価そのものは別でございます)
でも、その後一期一話の頭を見ると、これまた普通に
「あれ?ルルーシュ生き返ったの??」
に見えると思います。
そう。
反逆のルルーシュは、「誰か」の心音が響いてきて、「誰か」が目を開ける所から始まります。
この誰かって、
ルルーシュ以外該当者がいないだろう。
ルルーシュじゃなかったら、じゃあ誰が目覚めてこの話は始まるの?主役はルルーシュでしょうって問題もあって。
このひねりが入って、コードギアスはこれまでの作品とちょっと違う名作になったなと個人的には思いました。
凄いな監督。
私は、一期一話全部がルルーシュの回想というより、生き返ったルルーシュが最初に
思い出したのがスザクと過ごした夏の日だったのかな?という感じを受けました。
あの夏の戦争が始まった日こそ、ルルーシュ最後の幸せが終わりを告げた日であり、ギアス(C.C.)と関わった日だろうと思うので。
一度死んで生き返ったルルーシュの傍にC.C.がいて、C.C.との記憶の交流もあったのかな?
という感じもします。
「お前(C.C.)、子供の頃から俺とスザクを見ていたのか」
と、ルルーシュも死んで初めて知った真実とか(笑)
コードギアスは、あえて、死亡説・生存説の両方が出るようにした、プロデュースだったように思います。そして、このプロデュースが当たった作品でもあると思います。
人間、スッキリすると気持ちが離れるけど、モヤモヤさせられると現在進行形でその対象に執着するので(笑)
普通に見てルルーシュ死亡と判断してこのアニメを終わるもよし。
生存を信じたい人・疑いたい人は、生存の可能性を感じる要素をちりばめてあるから、生存を信じるもよしと。
多分、監督さんは
生存・死亡のどっちも有りにしましょうって事で、両方用意したんでしょうね。
だから、生存説・死亡説とっちも正解だと思います。
※小説版ではルルーシュは死んでないらしいんですよね。
しかし、この小説版もアニメ版に対しての立ち位置が決まっていない。
この小説版を読まないと、意味不明のシーンがアニメにあるからアニメ版の補足にも取れるけれど、
小説版オリジナル設定やエピソードもあって、そういう意味ではアニメ版の完全な補足とは言えない微妙な立ち位置でございます(笑)
死亡説はそこで終わるから疑問はないんですが(見た通りなので)、生存説は私なりにこうかなっていうのがありました。
一期一話の頭もそうなんですが、初めてラグナレクの接続を見た時に、「ん?」と思いました。
(この時はそんなに生存説があると、知らなかったんですが)
皇帝シャルルは、やがて自分の正しさがルルーシュにもわかるようになると言ってました。、
だから最後、コード(希望と未来)を息子に託したような気もします。
(理想的な親の愛情を前には勝手だとは思うんですが。シャルルさんには多分にそういう自分勝手があったと思う)
その方が個人的にはしっくりはきました。
V.V.→シャルル→ルルーシュ コード説の方ですね
私なりに見た皇帝シャルルですが、自分の正義をいつかルルーシュが理解した上で、今一度過ちと思うか判断をゆだねたのかもしれません。
嘘のない世界自体がシャルル幼少期の決意だし、大人になっていく過程のどこかでは、シャルルも自分達の目指す世界が間違っているのではないかと何度も考えたように思います。
しかし、疑問を持ってもこの世界に絶望していたシャルルには、嘘のない世界にしか目指せる世界がない。
V.V.の不老不死を含め多々の犠牲もあるし、長い年月をかけて築いてきた計画でもある。
今更自分の迷いを理由に引き返せなかったのかもしれません。
シャルルはV.V.を殺したあたりで、ラグナレクの接続こそこういう悲劇の解決なのだから、早く実現しなければと思う反面、自分を本気で滅ぼしにやってくる
「我が子(希望)」
をずっと待っていたような気もします。
(台詞のあちこちに伺える)
「自分を倒しに来た我が子(希望)はやっぱりお前かルルーシュ」
位の気持ちで、息子を見ていたのかもしれないです。
お父さんにしてみたら、スザクのような友人を持てたルルーシュがちょっと羨ましかったかもしれない。
(お父さんも、伊達にスザクを「白き死神」の異名をとるような仕事へさし向けたわけではないでしょう。その位の力量がある人じゃないと、自分が死んだ後に可愛い息子を守れるかと、過保護な父親として不安だったんでしょう。)
ルルーシュとスザクなら、自分とV.V.の犯した過ちを乗り越えて、人々にとって「救い主」になれると希望や未来をたくせたのかもしれないです。
(年を取るってそういう事なのよね・・涙 自分ではなく、自分の後に続く者に期待するしかないのよ・・若者よ)
と、ここまで書いて思うんですが、これでルルーシュが不老不死のコードを皇帝から託されていたのだとしたら、まさにルルーシュとスザクでV.V.とシャルルのやり直しになるんですね。
片方は不老不死を引き受け、片方は世界を導いていく役割を引き受ける。
コードの継承自覚ですが、ルルーシュは皇帝からコードを託されたと、死んでみるまでわからなかったんじゃないかい??と思います。
皇帝を倒した後が、ルルーシュがコード継承をどう自覚していたのかの決めてになるんですが、そこを省いて空白の一ヶ月に何があったかわからないようにしてアニメは放映されているので、ルルーシュがコード継承を自覚していたのか不明です。
(チッキショウ わざと謎の一ヶ月を儲けたな)
空白の一ヵ月後に、スザクとルルーシュは突然共闘関係になってたんですよね。。。。
皇帝を倒しに行くちょい前まで、スザクとルルーシュはもう愛憎ドロドロ。
ドッロドロやで! の世界でしたからね。
元々、スザクの方にユフィを殺された件があるなら、ルルーシュの方にも自分を皇帝に売られた恨みがある。
R2はスザクがルルーシュを許して友情を取り戻せるかという件ばかりに目が行きがちですが、ルルーシュの方だって、スザクを簡単に信頼しなおせたり許せるかという 問題があった。
カノンに自分を売った件は誤解だとわかっても、
ルルーシュからスザクへの根本的な信頼関係は崩れたまま。
一つ考えたのが、ルルーシュがC.C.とジェレミアにはコードを引き継いだ件を言っておいたけど、スザクにだけは隠したケース。
でも、、、、う~ん・・・。
監督さんはハッピーエンドだと言っていたし、ここまで来ちゃうとドロドロし過ぎ感がある。
ルルーシュさんはどんな憎しみが自分にあっても、すぐに情に絆されるので。
後のない計画に命がけで共闘 してくれたスザクにだけ、不老不死を隠すっていうのは、さすがになしだろうな・・。
(スザクこそゼロレクイエムの途中でルルーシュに死なれたり、計画失敗に終わったら、後がありません。帰る場所も行く場所もない、人生の目標も諦めなきゃいけない。
そこを考えると、ルルーシュに自分のすべてを賭けたと言って良いかと)
やっぱり、コードを引き継いでいたと、ルルーシュは死んでからわかった方向で。
これだと名シーンを台無しにしないで,辻褄が合うしね(^^:
2へ続きます
http://basarasara.exblog.jp/21221764/
web拍手を送る